¥28,000
1900年-1930年代頃/フランス
聖リタ(1381年~1457年)は、15世紀イタリア・ウンブリア地方の聖アウグスチノ修道会の修道女でカトリック教会の聖女です。
ある日、聖堂で祈っている最中十字架のイエスの茨の冠から棘が飛びリタの額に命中し、やがてそれが化膿して悪臭が修道院内で立ち込めました。
リタは隔離され独房で隠匿生活を最後まで送るようになります。
その噂はカッシア中に広まり多くの巡礼者が取次ぎを求めて訪れるようになりました。
修道院を訪れた巡礼者は、「必要な物はありませんか」とリタに尋ねると、両親の家の庭に咲く薔薇の花とイチジクの実が欲しいと言いました。
季節は 1月で、薔薇の花やイチジクの実はありません。
しかし、巡礼者がリタが生まれた家の庭に訪れると一輪の薔薇と、熟れたイチジクが見つかったのです。
リタは亡くなるまでの15年間、額から血を流し続けました。
このできごとゆえに、聖リタの図像には額に傷を受けた姿で表され、薔薇とイチジクが描かれる場合があります。
こちらの聖リタ像の額にもみられます。
聖リタは、1457年に死去しました。
額、遺体から芳香が立ちこめ聖女としての評判が高まり、557年後の1900年に列聖されました。
※宗教的な意味合いに留意し、ご使用の際には敬意を持ってお取り扱いください。
✴︎画像参照ください
【商品コード】RE-0121
【サイズ】H 330 W 100 D 90 mm
【重量】880g
【素材】石膏製
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